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冨岡由理弥

ソプラノシンガー

いつも心に歌声を

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コラム

ピアノという楽器

私はピアノがあまり得意ではない。
一応小さい頃から弾いており高校、大学は音楽学校だったのでピアノは必須科目ではあったものの、あくまでも「副科」の域を出ない。
小学校の頃にはウィルヘルム・ケンプ氏のソナタを、テープがすりきれる程聴いてはいましたが。
なのでピアノ演奏については専門に弾いてる人に比べたら耳が肥えていない。
でも今日は【楽器の王様・ピアノ】についてちょっと考えてみる。

それは弦楽器であり尚且つ打楽器でありそして鍵盤楽器である。
その昔は鍵盤の数は今よりずっと少なかった。
時代の移り変わりによって徐々に鍵盤の数が増えていった。
1本の弦を引っ張る力は20トン。
当時の技術ではその力に耐えられる木が存在していなかったので鍵盤の数に限界があった。
時代が進むと共に鉄が使われる様になり、88鍵という数の弦を支える力を手に入れたのだ。

楽器の中で、最高音のピッコロから最低音のコントラバスの音まで、全ての音域を一台の楽器でカバー出来る様になった。
音は・・・というと私は専門家ではないので正直良くわかりません。
でも晩年のホロヴィッツやルービンシュタインの演奏を聴くと、やはり巨匠と言われる人たちのそれは、なぜだか鳥肌が立つもので。
じゃあ、ただ指が速く回れば凄いことなのだろうか。
だとしたら、超難関と言われているラヴェルの「水の戯れ」が弾ければ良いのか? リストの「超絶技巧練習曲」が弾ければ良いのか?
さすがに楽譜が真っ黒過ぎて驚きましたが。

でもどうやらそんなに単純な事では無いようです。
指が回る、テクニックがあるという事も大事ですが、やはり「泣かせる」演奏や「聴かせる」、そして「魅せる」音楽というものを巨匠達は知っています。
自分の専門分野ではなくても良い音楽、良い演奏は感動する事が出来るし、尚且つ心に響いてきます。
そんな巨匠達に日々感動をいただいています。

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