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冨岡由理弥

ソプラノシンガー

いつも心に歌声を

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コラム

絶対音

絶対音とは、例えば基本となるドの音などをあらかじめもらわずに、いきなり「ポーン」と音を貰って、その音が何の音か(フラットやシャープも含め)をすぐに認識出来る人を指します。
例えるなら、町中で聞こえるクラクションや、自転車のブレーキ音さえも、ピアノの鍵盤で表すと何の音なのかがすぐに浮かびます。
一般的には「音楽をやっている=絶対音を持っている」という認識を持ってる人がなぜかとても多いのが疑問です。
なので「音大出身なの?じゃあ絶対音あるんだ?」と言われた経験がある人は、大多数なのではないでしょうか。

でも実際は、音楽の専門家でも絶対音を持ってる人と、持ってない人とがいます。
この業界どちらの人口のが多いのか正確な割合はわかりません。
弦楽器の専門家は持ってる人のほうが多いのではないでしょうか・・・。
私は・・・というと、持っていないほうの人間です。
持っていたほうが得の場合もありますが、持っていない方が便利な場合もあります。
どちらの人達も口を揃えて「どちらが良いとは言い切れない」と言います。
絶対音がある事で苦労してる人も沢山いますし、持って無い事で苦労してる人も沢山いるのも事実なので。

絶対音を持ってる人は、例えば見ている楽譜と少しでも違うキーで伴奏された場合 には、その瞬間にもう違和感が生じて演奏に支障をきたします。
私のようにそれが無い人間は、どのキーで伴奏されようが関係無く歌えます。
それは「固定ド」か「移動ド」か。とも関係してきます。

固定ドとは、何かの音楽が聞こえてきた時にその本来の音程通りに頭の中で歌える。
移動ドとは、どんな調の曲でも全部ハ長調(ドレミファソラシドで表現出来る)に聞こえてしまう。
例えば、黒鍵をあれだけ沢山使う「ネコ踏んじゃった」もただの「ラソドッドッド♪」に聞こえるというもの。
相対的に絶対音の有無と、固定ド・移動ドとは直接的には関係が無いので様々な組合わせの人がいます。

私は絶対音は持っていないけれど、楽譜を音階で読む時は固定ド。
そして暗譜している曲を、音階で口ずさむ時も全て固定ド。
しかし知らない曲をいきなり聴かされた場合は、全てハ長調に聞こえるという移動ド。
なんともやっかいであります・・・。

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